
子供に積み木で遊ばせていますか?
積み木は、赤ちゃんの創造力(想像力)、空想力、表現力が
フルに発揮されるおもちゃで、知育玩具としても優秀です。
積み木の概要と対象年齢、月齢ごとの遊び方と知育効果、積み木の選び方、
また知育玩具として有名な「ニキーチンの積み木」について紹介します。
積み木遊びについて
積み木は基本として、おもちゃの中でも応用が利くためあるとよいと思われます。
何より0か月から遊べて5歳まででも遊べるということだけでも特筆すべき点だと思います。
最初はただ並べたものを崩すだけでも面白いですし、
だんだんつかんで載せてという手先の動作になってきて、
徐々に家の形だったりというイメージを膨らませたりと
簡単なようで様々な遊び方ができました。
そのようなことからも、自分の経験からも色々揃える前に
やはり一つはあった方がよいとおすすめできると思います。
また、以下に活用方法も記載しましたので、
月齢ごとの使い方も参考にするとより良いと思います。
積み木の効果は?
積み木とは、木やプラスチックでできた立方体や直方体のおもちゃで、積み重ねたり、崩したり、並べて模様を作たりして遊ぶものです。
子供は、見た物や想像した物を積み木で表現したり、積み木を何かに見立てて遊んだりと、あれこれ考えながら遊びます。
考えながら遊ぶという行動が、子供の創造力(想像力)や空想力、表現力、考える力を伸ばす効果があると言われており、知育玩具として世界中で使われています。
また、子供のおもちゃとして以外に、精神科のカウンセリングや知能検査の検査項目、高齢者の痴呆防止用品として使用されることもあります。
対象年齢は?
明確な対象年齢は決まっておらず、
0歳0ヶ月(新生児)からそばに置いておく家庭もあるようです。
ただし、子供(赤ちゃん)が積み木に興味を持つのは
生後6ヶ月前後から、積んだり並べたりできるようになるのは
1歳前後からというのが一般的です。
積み木の月齢・年齢ごとの遊び方と知育効果
積み木を使った遊び方や得られる知育効果は、
子供(赤ちゃん)の月齢・年齢によって刻々と変化していきます。
乳児期(0歳0ヶ月~1歳)
乳児期の赤ちゃんは、パパママが積み木を積むのをジッと見つめ、積まれた積み木を崩して遊びます。
また、パパママの動作を見よう見まねで学習し、2、3段くらい積めるようになる赤ちゃんも出てきます。
パパママが「くずれちゃったね~」、「上手に積めたね~」と笑顔で声をかけてあげると、赤ちゃんは嬉しくなり、よりたくさん積み木で遊ぶようになります。
そして、どうしたらたくさん積めるだろう、ここを押したらどう崩れるだろうと、あれこれ考えながら遊ぶうちに、脳の神経回路が発達していきます。
生後1歳~2歳頃
試行錯誤を繰り返しながら、積み木を何段も積んだり、崩し方のバリエーションを増やしたりします。
試行錯誤の繰り返しが脳の神経回路の発達を促すことになります。
子供が積み木を崩すのを見て、「粗暴傾向があるのではないか。」と心配になるパパママは少なくありません。
しかし、子供が積み木を崩すのは探索行動の一種で、積み木という物の性質を確かめているのであって、性格は関係ありません。
子供の多くは、納得できるまで積み木を崩す動作を繰り返し、それから積んだり並べたりして遊ぶようになるものです。
生後3歳~5歳頃
積み木をひたすら積んだり並べたりする段階から、柔軟な発想で積み木を組み合わせ、難しい積み方や複雑な並べ方をするようになります。
例えば、積み木を高く積み上げる、積み木の形やバランスを考えて積むといった感じです。
積み木を何かに見立てて遊び始めるのもこの時期です。
例えば、直方体の積み木を横向きに並べて「電車」、縦向けに並べて「おうち」や「ビル」、色や大きさの違う積み木を並べて「パパ、ママ、僕(私)」に見立てます。
パパママが見立てに共感して褒めてあげると、子供は「パパママにも理解してもらえた。」と嬉しくなり、さらに創造力や空想力を発揮して遊ぶようになります。
そして、積み木以外のおもちゃや物まで持ち出して、部屋中に生き生きした見立ての世界を作り上げていきます。
積み木の選び方
積み木の選び方のポイントは、次のとおりです。
- 立方体と直方体の積み木が多い商品を選ぶ
- 色や形の異なる積み木が入った商品を選ぶ
- 年齢に応じた大きさやピース数の商品を選ぶ
- STマークが付いた商品を選ぶ
- 立方体と直方体の積み木が多い商品を選ぶ
積み木に触れ始めた頃は、積んだり崩したりの体験を楽しませてあげることが大切です。
そのため、赤ちゃんや幼児が掴みやすく、比較的簡単に積める積み木を選び、成功体験を積み重ねさせてあげましょう。
STマークが付いた商品を選ぶ
STマークとは、ST基準(安全基準)適合検査に合格したおもちゃに付けられる認証マークのことです。
ST基準は、おもちゃ業界の自主基準で、おもちゃ販売にSTマークの取得が義務付けられているわけではありません。
しかし、日本の主なおもちゃメーカーがSTマークを採用しており、おもちゃの安全性の目安として有効性の高いものと言えます。
なお、海外製のおもちゃにSTマークはありませんが、海外の安全基準に適合したおもちゃには、適合したことを示すマークが付けられてるので、参考にしてください。
ニキーチンの積み木
ニキーチンの積み木とは、ボリス・パーブロヴィチ・ニキーチンが考案した積み木です。
表面が1色もしくは2色に塗り分けられた立方体の積み木で、積む、崩す、並べるという遊び方に加えて、色合わせや模様作りもできるようになっています。
自分で模様を考えて作ったり、パターンカードの模様を作ったりするうちに創造力や表現力が向上します。
暮らしの手帳社から販売されている「ニキーチンの知育遊び」という書籍を見ながら子供に遊ばせると、知育玩具としての効果がより発揮されます。