赤ちゃんの英語は聞き流しから!0歳児の英語教育の方法とポイントは?

グローバル化が進むにつれて、英語の重要性はますます高まっています。

それに伴い、日本の小学校では高学年から英語教育が必修化され、国語や算数と同程度に学習されるようになっています。

語学については、乳幼児期から継続的に教育を受けることで身につきやすくなる傾向があるため、赤ちゃんが小さいうちから英語に触れさせたいと思っているパパママは多いのではないでしょうか。

赤ちゃんの頃から英語学習を始めるのが良い理由、赤ちゃんの英語教育の方法とポイントなどをまとめました。

 

 

赤ちゃんの頃から英語教育を始めるのが良い理由

赤ちゃんは、耳に届く様々な音を聞き分ける能力を持って生まれます。

例えば、大人でも聞き分けが難しい英語のRとLについて、しっかり聞き分けることができます。

また、日本語や英語に限らず、世界中どの国の言葉でも分け隔てなく聞き取ることができると言われています。

しかし、母国語など特定の言葉だけに触れる環境で育てられるうちに、母国語以外の言葉を聞き分けたり、聞き取ったりする能力は失われていきます。

これは、脳が、使用頻度の低い能力を不要だと判断して消失させてしまう結果だと考えられています。

こうしたことから、生まれ持った「英語耳」を維持・向上させるために、赤ちゃんの頃から英語教育を始めることが大切になるのです。

赤ちゃんの英語教育はいつから始める?

ワシントン大学の学習脳科学研究所の研究結果では、英語のRとLの聞き分けが難しくなるのは、生後10ヶ月~生後1歳頃とされています。

そのため、英語教育を始める時期は、生後10ヶ月以前が一般的です。

生後10ヶ月を経過した後に始めても問題はありませんが、生まれ持った英語耳を最大限活用するには、生後10ヶ月までに始めるのが良いでしょう。

一方で、英語教育を始める下限については、「早ければ早いほど英語を聞き取る力が身につきやすい。」という考え方が一般的です。

具体的な時期としては、「胎児のうちから。」という説もあれば、「新生児のうちから。」という説もありますが、早く始めすぎて問題になるという研究結果は見当たりません。

赤ちゃんの英語教育は「聞き流し」から始めるのがおすすめ!

赤ちゃんは、言葉を話したり、書いたり、読んだりすることはまだできません。

そのため、赤ちゃんの英語教育は、生まれ持った「英語耳」を維持・向上させるために、英語の聞き流しをさせることから始めます。

英語の音楽や会話を聞かせる、英語の動画を見せる、英語の絵本を読み聞かせるなど、英語の聞き流しを続けさせることで、自然と英語に触れる機会が多くなり、英語耳が維持・向上していくのです。

英語教育(聞き流し)の目的・目標やおすすめ教材は?

早期の英語教育(聞き流し)の目的と目標

早期に英語教育(聞き流し)を行う目的は英語の耳を鍛えることが大きいです。

そして、目標としては英語耳を育てられる時期のうちから2000時間の英語を耳に入れると英語を身に着ける土台ができるといわれているため、その時間を確保することが重要です。

そこが定着できたら英語の絵本などを読み聞かせるなどをして、さらに英語検定やtoeicなどの実用的な勉強へ移ることができるようになるとのことです。

英語教育(聞き流し)のおすすめは?

「ディズニー英語システム」(DWE)などもありますが、英語耳を鍛えるためであればそこまでの教材が無くても問題ないですね。

一般的にはyoutubeだけでも十分すぎるほど多くの内容があります。

個人的にコスパの良いものとして、amazonのプライムミュージック・ビデオがお気に入りです。

どちらも豊富な英語教材が詰まっており月額500円程度と良心的な値段です。

テレビの代わりにこちらの音楽で流すことを考えれば

現在大変重宝して使っています。

赤ちゃんの英語教育のポイント

赤ちゃんの英語教育のポイントは、次のとおりです。

  • 赤ちゃんが楽しんで英語を聞けるよう工夫する
  • 英語教育を継続する
  • 動画は見せすぎない
  • アプリに頼らない

赤ちゃんが楽しんで英語を聞けるよう工夫する

赤ちゃんの寝ている部屋に英語の音楽や会話のCDをかけ流しておくだけでも、一定の効果は上がります。

新生児期から生後2、3ヶ月頃までは、聞き流しだけでも十分でしょう。

しかし、赤ちゃんが物事を最も吸収できるのは、楽しんで自発的に取り組んだ時です。

そのため、パパママがそばに寄り添って一緒にCDを聞いたり、英語の絵本を読み聞かせたり、「helloって聞こえたね~」などと話しかけたりして、赤ちゃんが安心して楽しみながら英語を聞けるよう工夫してあげることが大切です。

英語教育を継続する

赤ちゃんのうちから英語教育を始めても、途中で中断してしまうと、すぐ身につけた英語が失われてしまいます。

特に、赤ちゃんのうちは、吸収が早い一方で忘れるのも早いものです。

そのため、短期間のうちに詰め込むのではなく、1日数十分でも良いので毎日続けることが大切です。

動画は見せすぎない

最近は、youtubeなどで英語のアニメや映画があふれかえっています。

動画は、赤ちゃんの気を引くことはできますし、繰り返しみるうちに英語のセリフなどが自然と脳にインプットされていきます。

しかし、与えられた情報を機械的にインプットする作業なので、脳内にインプットはされるものの、言葉を話せる年齢になってもアウトプットできにくくなる傾向があるという指摘があります。

アプリに頼らない

スマホ育児が流行するにつれて、英語教育用のアプリも無数に開発されています。

中には赤ちゃん向けのアプリもあり、活用するパパママは徐々に増加する傾向にあります。

赤ちゃんは、自分の行動に反応してくれるアプリに夢中になります。

しかし、アプリは、プログラムされた限定的なリアクションを繰り返すだけなので、単調なやり取りが繰り返されることになり、赤ちゃんの脳は思うように活性化されません。

また、大人と同じようにスマホ依存に陥り、日常生活に深刻な影響をもたらすリスクがあります。

 

まとめ

英語教育は、他の教育や習い事と同じで必須というわけではありません。

英語は、グローバル化が進む現代において基礎知識として身につけておくべきものの一つになっており、小学校でも必修化され、今後その重要性はより高くなることが予想されます。

 

ただし、子供の将来のためにと英語教室に通ったとしても

継続しないとすぐに忘れてしまい意味がないという声もよく聞きます。

 

それに対して「英語耳を鍛える」程度の目標であれば比較的敷居は低いと思いますので

ぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか?

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